サーバ仮想化と関連コースのご紹介
最近、さまざまなところで「仮想化」という言葉を耳にする機会が増えているのではないでしょうか。
企業の情報システムの多くが90年代ごろから急速にオープン化され、メインフレームによるホスト集中型システムから、オープン系の分散型システムに移行されました。
メインフレームに比べて安価で汎用性の高いオープン系システムが急激に普及していった一方で、多くのシステムが部分最適で構築・拡張され、部門ごとにサーバが乱立し、結果的にはシステム管理が煩雑化する、という問題が生じました。
このように「増えすぎたサーバをどうするか?」という課題への答えとして注目されているのが「サーバ仮想化」です。
サーバ仮想化とは?
仮想化とは、一言で言うと「存在しないものを存在するように見せかける」技術のことです。

通常、コンピュータは、同時に1つのOS(Windowsなど)しか動かないため、複数のOSが必要な場合は、コンピュータも複数台用意する必要があります。
しかし、サーバ仮想化による「存在しないものを存在するように見せかける」技術により、1つのコンピュータ上に複数のコンピュータがあるかのように見せかけることができます。
この見せかけたコンピュータを「仮想マシン」と呼びます。
1台のコンピュータ上で「仮想マシン」を複数作成すると、個々の「仮想マシン」上では、通常とまったく同じようにOSが動作し、さまざまなプログラムを実行することができます。
これを実現するのが「サーバ仮想化技術」です。
一般的なサーバは24時間、常にフルパワーで動いているわけではなく、業務特性によって異なるものの、稼働率は平均すると20%にも満たないと言われています。
近年はハードウェアの性能も向上し、リソースに余裕が発生し、実用レベルでのサーバ仮想化が行えるようになりました。
サーバ仮想化のメリットとは?
サーバ台数の削減は、単にサーバの購入費用だけではなく、電力消費・設置面積・ハードウェア保守などのランニングコストの圧縮も実現できます。
最近では「電気代の節約」「CO2排出量の削減」といったエコの観点からも、サーバ仮想化には大きな期待が寄せられています。
もちろん管理者の方にとっては、管理するサーバの台数が少なくなるため、管理作業も効率的になります。
当社で提供している「サーバ仮想化」関連コース
このように注目度が近年さらに高まっている「サーバ仮想化」ですが、当社ではサーバ仮想化のポイントを理解いただく基礎的なコースから、実際にサーバ仮想化環境を構築・管理する実践的なコースまでご提供しています。

サーバ仮想化のポイントを理解するコース
マシン実習はありませんが、任意で自由に触れることのできる環境をご用意しています。
VMware vSphereの概要や特徴を把握するコース
vSphere 4 を構成するコンポーネント(ESX/ESXi、仮想マシン、vCenter Server)や機能(VMotion、DRS、HA、バックアップ)、富士通ハードウェアを使用したシステム構成のポイントを講義と実習を交えて学習します。
VMware vSphereによるサーバ仮想化環境を構築・管理するコース
当コースを修了すると、VMware Certified Professional(VCP)試験を受験できます。
Linuxによるサーバ仮想化環境を構築・管理するコース
Xenの導入、仮想マシンの作成、リソース管理、ライブマイグレーションの設定や実行などの幅広い内容を、実機操作によって修得します。
KVMによるサーバ仮想化環境を構築・管理するコース
KVMの導入、仮想マシンの作成、リソース管理、ライブマイグレーションの設定および実行など、幅広い内容を実機操作で修得します。
Solarisコンテナ(ゾーン)によるサーバ仮想化環境を構築・管理するコース
Solarisコンテナの基本的な知識はもとより、仮想化環境の設計・構築・運用の各フェーズに従って体系的に学習します。
実習環境にはSolaris 10の高機能なファイルシステムであるZFSをルートファイルシステムに適用し、ZFSの基本事項や、スナップショットなどの便利な機能についても学習します。
Hyper-Vによるサーバ仮想化環境を構築・管理するコース
Hyper-VはWindows Server 2008の標準機能として用意されているため、Windows Server 2008があれば、追加費用なしで、すぐにサーバ仮想化環境を用意できます。