【KnowledgeWing通信(for LEADER版) 2005年9月29日 第12号】
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「ヒューマンスキル」がITプロジェクトを救う!?
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激しかった蝉の声も虫の声にかわり、台風の季節がやってきました。
最近の台風の勢力はすさまじいものがあり、米国におけるハリケーンの被害も
人ごとではありません。
進む地球温暖化で、地球が悲鳴をあげているのでしょうか?
さて、今回は、ここ数年、SEに最も必要とされるスキルのひとつである「ヒュ
ーマンスキル」とITプロジェクトの成功について取り上げます。
∞【目次】∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞
1. 「やり手SE」松本君の上司、大川部長の衝撃
2. ITプロジェクトを成功に導くヒューマンスキル
3. 「ヒューマンスキル」を効率的・効果的に修得するために
4. 無料セミナーご案内
IT人「財」育成セミナー :『創造するSE』を目指す!新入社員育成とは
5. 読者アンケートご協力のお願い
∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞ The possibilities are infinite ∞∞∞∞∞∞
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1. 「やり手SE」松本君の上司、大川部長の衝撃
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多くのシステム開発を手がけるA社の松本君は、これまでにいくつかのITプロ
プロジェクトのリーダーを経験し、特に大きなトラブルもなく、社内では、
自他ともに認める、「やり手SE」です。
しかし、今回、彼がプロジェクトリーダーを担当したITプロジェクトでは、
トラブルが頻発していました。
今回の開発規模はこれまでよりも3倍から4倍も大きく、プロジェクト人員を
従来よりも増やす必要があったため、昔から何度も発注を行ってきたグルー
プ企業であるB社の他に、グループ企業外のC社にも初めて発注を行いました。
度重なるトラブル対応の件で、A社松本君の上司、大川部長は、C社を訪問し、
C社の井上部長と次のような会話をしました。
大川部長:今回のトラブルの件では、いろいろと対応してただき、本当に助
かりました。
井上部長:いえ、こちらにも手落ちはありましたから、当然のことをやった
までです。ただ、失礼ですが、御社の松本君は、プロジェクトリ
リーダーを担当するのは、今回が初めてですか?
大川部長:いえ、何度か経験をしています。ただ、今回のように、大規模な
ものは初めてですが。
井上部長:そうですか・・・。
大川部長:松本に何か問題が?
井上部長:(少し口ごもり)ええ・・。いや、この際、正直に申し上げましょう。
うちの開発担当リーダーから聞いたのですが、今回、顧客
要件の変更や追加が頻繁に発生したのですが、それについて、
彼の情報伝達が曖昧で、顧客との調整も不十分だったため、手戻
りがしょっちゅう発生したそうです。またトラブル時の指示も
不明確で、現場はかなり混乱したようです。
大川部長:そうでしたか・・・。私の監督不行き届きです。ご迷惑をおかけしま
した。至急、状況を確認し、今後の対応を考えたいと思います。
その夜居酒屋で、大川部長は、付き合いの長いB社の小林部長と開発担当の
鈴木君からも、同様のことを打ち明けられました。
今までは、グループ企業であるB社側が適宜判断し、松本君をかなりフォロー
していたというのです。
これには、大川部長は大きなショックをうけました。
大川部長は、松本君は、かなりの社交家で、お客様は勿論、B社とのコミュニ
ケーション能力は抜群だと思っていました。
しかし、それは単にノミニケーションであり、実は、「ヒアリングスキル」や
「ネゴシエーションスキル」、「問題解決力」などが弱かったのです。
皆様の会社でも、このような話を聞いたことはありませんか?
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2. ITプロジェクトを成功に導くヒューマンスキル
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『ITプロジェクトの成功率は27%』(※)というのをご存知ですか?
※出所:日経コンピュータ:2003年11月17日号
皆様のITプロジェクトでも、前述の「松本君」のような例を聞いたり、下記
のようなことが生じていませんか?
・お客様の要求をきちんと聞き出せず、後から大幅な手直しが発生した。
・プロジェクト途中で、お客様から大幅なスコープ変更が発生し、言われ
るがままに対応してしまったために、当初の見積金額を大幅にオーバー
した。
・お客様とうまく意思疎通を図れず、逆に不信感をいただかれて、単なる
「作業下請け屋」となってしまった。
・部門やグループ間で縄張り意識が生じ、何かにつけ衝突した。
・メンバー間で無意味な対立が発生し、プロジェクトの方向性が共有でき
なかった。
上記の例に見られるように、ITプロジェクトが失敗する要因には、「人」に
依存する部分が大きく関っています。
企業がシステム導入を行う目的は、経営における課題を解決するためであり、
あくまでシステムは道具にしか過ぎません。「人」が考え、「人」が使うシ
ステムを構築するのです。
つまり、システム構築をする単なるSEではなく、ソリューション実現のため
の信頼されるビジネスパートナーとして、価値を認められていくためには、
総合的な能力が必要であり、特に「ヒューマンスキル」は、ITプロジェクト
を成功に導く、重要な要素になってきています。
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3. 「ヒューマンスキル」を効率的・効果的に修得するために
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「ヒューマンスキル」は、先天的な素質に依存するもので、後天的に身に付け
ることは難しい、自分はもともと苦手分野だ、などと思っていませんか?
ヒューマンスキルは、潜在的に誰もが持っている能力であり、誰もが発揮する
ことのできる能力です。
更に自らの気づきを継続して実践することにより、経験の中で強化していくこ
とができます。
では、「ヒューマンスキル」を効果的に修得するには、どのような方法がある
でしょうか?
ある人は、書物などを通じて「知識」を蓄えるでしょう。
また、ある人は、経験を通じて、失敗を繰り返しながら、学んでいくでしょう。
知識・経験は「ヒューマンスキル」修得のための重要な要素となります。
しかしながら、昨今のビジネススピードにおいては、体系的に知識を学び、
疑似体験を通じて多くの気づきを促し、行動変容に結びつけるのが最も効率的
・効果的な修得方法となるでしょう。
この「疑似体験を通じて多くの気づきを促し、行動変容行動変容に結びつける」
ためには、ロールプレイングが効果的です。
ロールプレイングは、現実に発生する場面を想定し、さまざまな役割を演じて
問題の解決方法を修得する学習方法です。実際に経験していなくても、ロール
プレイングによって、「体で覚える」、体験的な学習が可能なのです。
弊社は、このロールプレイングを「テクニカルスキル」修得コースの他に、
「ヒューマンスキル」修得コースにも多く取り入れました。
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業務で活かせるヒューマンスキルを修得できるコースを取り揃えております。
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※富士通のシステム開発におけるノウハウに基づくリアルな演習を取り入れて
いるコースです。
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・プロジェクトリーダに求められるコミュニケーションスキル(UZE45L)
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・SEに求められるコーチングスキル
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・SEに求められるネゴシエーションスキル
~顧客・社内組織・協力会社との交渉術~(UZE43L)
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成果をあげ、結果を出していくために、「お客様の課題解決のための提案」、
「難しい局面での交渉」、「メンバーのモチベーション維持向上」など、現場で
活かせる「ヒューマンスキル」の修得は、今後の人材育成において、ますます
重要となっていくでしょう。
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4. 無料セミナーご案内
IT人「財」育成セミナー :『創造するSE』を目指す!新入社員育成とは
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そろそろ、2006年度の新人育成計画について、ご検討をはじめていらっしゃる
のではないでしょうか?
富士通ラーニングメディアでは、年間3000名を超える新入社員の育成実績を
もとに策定した教育カリキュラムを、新入社員育成の現状とともにご紹介する
セミナーを開催いたします。
ご多用のこととは存じますが、ぜひこの機会にご参加ください!
--- 開催概要 --------------------------
日 程: 東京会場 10月19日(水)
東京会場 11月7日(月)
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時 間: 13:30~16:30
対 象: 新人研修を計画、検討される方
参加費: 無料!
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5. 読者アンケートご協力のお願い
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今回のテーマはいかがでしたか?
当メールマガジンでは皆様のご意見を募集しております!
「今回はこれが面白かった!」「こんなテーマを取り上げて欲しい!」など
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【編集後記】
今年の夏、いつもより早起きをして1時間早めに出勤するようにしました。
まだ日差しが強くなっていない時間帯なので、ひとつ手前の駅で電車をおり、
お寺の横の桜並木の濃い緑の中を深呼吸をしながら歩くと、木々のにおいと
かすかな線香の香りで、「ちいさな幸せ」を感じることができました。
秋は、虫の声や紅葉が楽しみです。
少しおおげさかもしれませんが、まさに「早起きは三文の得」ですね。
(M)
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