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【KnowledgeWing通信(for LEADER版) 2004年10月14日 第2号】

このメールは当社の講習会にお申し込みいただいた責任者の方々、セミナー、
展示会にご来場または名刺交換をさせていただいた方々、また資料をご請求い
ただいた方々などにお送りしております。

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 教育推進リーダーのための「KnowledgeWing通信(for LEADER版)」
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  オリンピックに続き、パラリンピックでの成田真由美さんの7冠やイチロー
の新記録達成など、強い日本が印象的です。選手がみな、天性の才能に加え、
高い目標に向かって強いモチベーションをもって練習に励んだ成果でしょう。

今回は、このモチベーションというテーマを取り上げました。
 
∞【目次】∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞
 1. 発想の転換でこんなに受講者のモチベーションが高まる! 
 2. 教育推進リーダーの地道な努力がモチベーションアップを呼んだ!
 3. 創刊記念アンケート結果 
∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞ The possibilities are infinite  ∞∞∞∞∞

  創刊記念アンケートを集計した結果、教育推進リーダーは社員の「意識面」
を重要視している傾向が見られました。教育推進リーダーから次のような嘆き
の声をよく聞きます。

 ・社員のモチベーションが低下している
 ・やる気のない社員が多い

 社員の意識レベルの低下は重要な問題です。しかし最近になって、それは社
員だけの問題だけではなく、それらをまとめるリーダー側にもおおいに課題が
あることが、しばしば聞かれるようになってきました。

 教育推進リーダーの方々には、少々耳の痛い話かもしれませんが、モチベー
ションの低下した社員を統括し、教育を推進すべき教育担当者にも、意識の低
下が波及してきているのでしょうか。当社のコンサルテーション担当者が最近
こんな事例に遭遇しました。

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1. 発想の転換でこんなに受講者のモチベーションが高まる! 
  ~高齢受講者のモチベーション向上作戦~

 あるお客様で、高学歴・高年齢の技術者を配置転換させるにあたって、意識
改革の研修を望んでおられました。このような方々に対し、営業の「基本動作」
などの研修内容を押し付けると、一斉に反発されることが予想され、教育推進
リーダーの方は悩んでおられました。

 しかしこのリーダーの方は、あきらめずに粘り強く検討を重ね、次のような
ことを実行しました。

 ・社内でアイデアを募る(同僚、上司、部下、他部署の人)
 ・新聞、雑誌、単行本から情報を拾う
 ・Web検索で情報を拾う
 ・親密な取引先からアイデアをもらう
 ・友人、知人からアイデアをもらう

 以上の努力を重ねた結果、発想の転換により「部下に基本動作を教える研修」
という案を捻出しました。高齢受講者と若手受講者とを同じ研修に同席させ、
高齢受講者に講師役を務めさせるという手法です。

 この研修を実施した結果、高学歴・高年齢の受講者はプライドを傷つけるこ
となく前向きに研修に取り組むようになりました。しかも人に教えるという行
動を通じて、「自分自身の振り返り、気づき」により、自分自身が基本動作を
再学習することができたのです。

 これでようやく本来の目的が達せられた教育推進リーダーの方は、喜びをか
みしめておられました。

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 この話は、「発想の転換」が、驚くほど大きな成果を生んだ例です。そして
その源となったのは、教育推進リーダーの熱意です。教育推進リーダーは教育
ベンダーに任せきりではなく、熱意をもって社員の人材育成について考え、自
ら実行をしていかなければなりません。

 ・熱意を持つ
 ・発想の転換を図ってみる
 ・教育ベンダーに任せきりではいけない

 言葉で言えば簡単ですが、いざ実行するとなると、多大なエネルギーを必要
とするでしょう。課題によっては長期間にわたる調査・研究が必要になること
もありますが、粘り強く、発想の転換を考えつつ取り組んでください。
 

==<コーヒーブレイク>==============================================

 医学部の新入生に体験実習で手術を見せると、倒れる学生がいるそうです。
しかし、後で聞いてみると「医学部に入ったという実感が湧いた」ということ
で、体験実習を擁護する学生もいるとか。荒療治ではありますが、学生のモチ
ベーションを向上させるために、こんな方法もあるんですね。

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2. 教育推進リーダーの地道な努力がモチベーションアップを呼んだ!

 あるお客様が、教育受講者のモチベーションを高めるために行った地道な努
力とその過程を振り返ってみます。

◆課題と目標の設定
 このお客様はかねがね、教育ベンダー主催の講習会にただ漫然と送り込むだ
けでは、社員のモチベーションが上がらないと考えておられました。そして、
「社員が高い意識を持ちながら研修に臨むにはどうしたら良いか」という課題
を定め、その解決を自らの目標に設定しました。

◆受講経験者へのヒアリング調査
 課題解決のためにこのリーダーは、まず社内の教育受講経験者にヒアリング
調査を行いました。質問シートを作成し、一人一人に「研修に熱が入らないの
はどんな場合か」等の項目について尋ねてまわりました。

◆障壁と挑戦~そして前進
 しかし、このリーダーが人事部門と仕事上近い部署にいるため、構えて本音
を言わないなどの障壁に遭うことも度々ありました。そのような逆風の中でも、
このリーダーは熱意を失わずにヒアリング調査を続け、最終的に多くの受講経
験者の声を収集することができました。その結果社員は「研修を受けても実際
の業務に役立たない」という観念を持つ人が多く、それが研修に熱が入らない
理由だという結論に達しました。

◆課題の再設定
 研修に熱が入らない原因が究明されました。従って、課題は「研修で得た知
識が、実業務にどのように活かされているかを社員に理解させる」という内容
に置き換えられました。この新しい課題はきわめて難しく思われました。具体
的に何をやったら良いか思いつかず、途方にくれていたのです。

◆各部署へのヒアリング調査
 そこで、このリーダーは原点に戻り、正攻法で課題をクリアしようと考えま
した。各部署をまわり、「研修で学ぶ技術がどのように使われているか」につ
いてヒアリングをしたのです。前回と同様、質問シートを作成し、一人一人聞
いてまわるのは大変時間がかかりました。

◆モチベーション向上の達成
 ヒアリングで得た結果をこのリーダーは資料にまとめ上げ、その資料を使用
して、研修コースを受講する予定の社員に、一人づつていねいに説明しました。
この結果、受講者は研修内容と実際の業務との結び付きを理解することができ、
さらにその副産物として研修に対するモチベーションが飛躍的に高まったそう
です。

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 この事例から、教育推進リーダーの心得として、地道な努力とともに「目標
の明確化」という点が挙げられると考えます。

 目標評価の指標のひとつに自己スキルの向上をいれるような”しばり”も必
要です。自己スキルの向上を図らなければならないという「危機感」を持ち、
率先して自ら学ばなければなりません。能動的に学ぶという企業風土の醸成を
進め、スキルアップは最終的には自己責任となることを、社員に理解させるこ
とが肝要です。

教育推進リーダーの皆様は、どうお考えですか?


3.【創刊記念アンケートの結果】*━*━*━*━*━*━*━*━*━*━*━*━*━

 創刊記念アンケートに多数ご回答いただき、ありがとうございました。
 アンケート集計結果は次のとおりです。

 1)教育推進リーダーとして最も大きい悩みは何でしょうか?
  A. 予算面(教育・研修の費用対効果の把握)-----------------  7%
  B. 意思決定面(トップマネジメント層の説得)--------------- 14%
  C. 意識面(社員のスキル向上マインド醸成)----------------- 54% 
  D. 制度面(スキルロードマップ、キャリアパス等の制度策定)- 13%
  E. 運営面(教育研修コース、およびその委託先の選定)------- 12%
 
  圧倒的に「意識面」を挙げた方が多かったという結果です。教育予算、スキ
ルロードマップ、キャリアパス、教育研修コースとその委託先などは、数字、
文章、図表などにより視覚的に、論理的に捉えることができます。これに対し
「意識面」は可視化することが難しく、上層部説得などが困難なだけに、教育
推進リーダーにとっては、対応しにくい分野であるためでしょう。

 2)悩みを解決するうえで、教育研修ベンダーに何を期待されますか?
 ・制限のある中でのより良い方向性を見出すために必要な最新情報を教えて
  いただくとありがたい。
 ・人気のあるセミナーを抜粋し、短時間(半日程度)で凝縮した内容の無料
  セミナーを多く紹介してほしい。
 ・スキルロードマップ及びキャリアパス作りへの支援をしてほしい。
  (一部、抜粋させていただきました。)

 教育推進リーダーの皆様は、それぞれ異なる状況のなかで、異なる悩みを持
たれ、その解決に苦心されていることがわかりました。当社としては、今後も
情報提供などを通じて、多くの教育推進リーダーの方々のお役に立つために努
力したいと考えます。何かお悩みのことがありましたら、ご遠慮なく下記まで
ご連絡ください。

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【編集後記】
  「村治佳織を超える」を目標に、クラシックギターに精進しています。既に
第1関門である自動車会社のCF曲はものにすることができました。私のモチ
ベーションを支えるのは、教育リーダー(ギター教室)の工夫と熱意に加え、
受講者(私自身)の工夫と熱意です。(笑)(A)
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[発行] 株式会社富士通ラーニングメディア「KW通信 for LEADER」編集局
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