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サービスの現場より:[講習会]

当社が提供しているサービスを、皆さまにもっと知っていただくために、各サービスを担当している幹部社員に、品質への取組みやサービスに対する考えなどをインタビューいたしました。
今回は、「講習会」をご紹介いたします。

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越野 洋一ナレッジウイングコンテンツ部 部長)越野 洋一




質問者約600コースもの講習会を提供していますが、まずは当社の強みや特長は何かを教えてください。
入門的なコースから実践的なコースまで、コース体系がしっかりしていることが、当社の強みの一つだと思います。
IT技術者向けのコースを中心に、たくさんのコースが用意されていますので、その中からご自身の目的やスキルに応じて、適切なコースをお選びいただくことができます。
越野 洋一「実務ですぐに活用できるスキルを修得していただく」ことを目的にした、演習・実習が中心の『実践トレーニングシリーズ』という人気のシリーズも、当社の講習会の特長をあらわしたコースです。
富士通グループ内のシステム開発の現場で蓄積したノウハウがベースになっていて、講習会の中で一連の実務が疑似体験できるので、職場ですぐに活用できるスキルが修得できるように工夫されています。
また、当社は富士通をはじめ、多くの企業様の新入社員研修も担当させていただいておりますが、毎年コンセプトを決め、それに合わせてカリキュラムや講習内容を見直しているのも、当社の特長ではないかと考えています。
質問者品川、大崎、名古屋、関西などの当社ラーニングセンターも、快適な研修環境を提供するという意味で、当社の強みといえますね。
次に、講習会の品質についてお伺いします。
コースの内容や講師の品質維持・向上のために、どのような活動を行っていますか?
全社的な取り組みとしては、「品質マネジメントシステム」の国際規格であるISO9001に基づいた品質マネジメントを実践することで、高い品質を維持しています。
「品質保証部」という独立した部署が、コースやテキスト内容、お客様からのアンケート評価などを多角的にチェックし、何か問題があればすぐに改善するプロセスを取り入れています。
また、新入社員研修のように、一度に多くの講師が必要となるコースは、詳細な「講師手引き書」が用意されているので、どの講師でも同じ品質の講習を行うことができる仕組みを実現しています。
質問者品質管理のプロセスがきちんと確立されているので、コースの品質が保持されているのですね。
現在講師を担当している人たちは、最初から講師希望で入社した人が多いのですか?
約半数は、システム開発経験者などですね。
特にプロジェクトマネジメント系を担当する講師は、実際にシステム開発の現場でプロジェクトマネージャとして経験を積んできた人が多いです。
自分の経験を盛り込んだ説明ができるので、お客様からも高い評価をいただいています。
質問者最近はどのようなカテゴリのコースに人気がありますか?
プロジェクトマネジメント系のコースはこの3~4年、安定して人気が高いですし、リーダーシップ系のコースは最近受講者数が伸びてきています。
また、部門業務でITを活用している方(当社では「業務ソリューション」と呼んでいます)を対象にしたコースや、組込みソフトウェア技術者を育成するコース、ITILを中心とした運用管理コースも人気が高まってきています。
質問者ITスキルだけではなく、ヒューマンスキルや業務スキルなどをバランス良く持った人材が求められている、ということでしょうね。
ところで、講習会のコース企画の方法が最近変わってきたそうですね。
以前はコースを担当している講師が中心になってコースを企画していましたが、お客様のニーズを反映したコースを提供するために、コース企画のプロセスを変えました。
具体的には、「CoP」(Community of Practice)という、部門横断のプロジェクトを利用したコース企画を始めています。
講師だけでなく、営業や経理など、様々な部門のメンバーが「CoP」に参加し、現場の声やお客様のニーズを伝え、いろいろな意見を出し合いながら、コースをブラッシュアップしていきます。
議論し、ブラッシュアップしたコースをお客様に提供するかどうかは、経営者をまじえた会議によって最終決定されます。
質問者コース企画のプロセスが変わったことで、多くの人の意見や視点が取り入れられ、よりお客様のニーズに合ったコースが誕生している、ということですね。
具体的にどのようなコースが誕生したのか教えてください。
例えば、情報システム部門の方が社内の課題を解決し、要求を掘り起こすための基礎力を身に付けることを目標にした「情報システム部門のためのユーザー要求開発基礎」というコースがあります。
このコースの特長は、講師からの話を聞いて学ぶ研修ではなく、個人ワーク、グループワークをとおして、受講者自身が「気付き」を見つける、という点です。
受講終了後も引き続き、受講者同士、意見交換、情報交流をはかれるように、Webによるコミュニケーションの場も提供しています。
また、ネットワークでの効果的なコミュニケーションを実践するための"コツ"を教える「ビジネス現場で役立つ ネットワークのコツ」というコースも、「CoP」から誕生したコースです。
新入社員研修においては、2009年度からは“ITソリューションセールス”向けのコースや、ロジック研修やシステム研修で選択いただく言語(Java、C言語、COBOL)に、“VB.NET”が新たに加わりました。
これらも、新しいコース企画により、お客様の要望やニーズを取り入れた結果です。
質問者コース企画の方法が変わったことによって、講師の方々に何か変化はありましたか?
越野 洋一今まで以上に「どういったお客様が、どんな場面で利用するために、このコースを受講されるのか」という、お客様の具体的なイメージを意識してコースを開発するようになりました。
もともと私達が目標としているのは、講習会で学んだ事を「実際の業務で使えるか」ですが、今まで以上に「実際の業務」を意識するようになってきていると思います。
また、お客様を意識するようになったことにより、コースの内容をもっと知っていただきたい、という想いが強くなってきたように感じます。
一例として、コースを紹介する「コース概要」の内容を、より具体的な学習内容がわかるように見直したり、実際に受講していただきたいお客様をイメージした記述に変えたりする動きも出てきています。
質問者せっかく良いコースを提供しているのですから、お客様にコースの良さを知っていただくことも重要ですよね。
他に、何かトピックス的なことはありますか?
ETロボコン(ETソフトウェアデザインロボットコンテスト)という、組込みソフトウェア分野の技術教育の向上をテーマにしたイベントがありますが、毎年当社の講師がチームを組んで、自主的に参加しています。
レゴブロックの車体には、簡単なセンサーしか付いていないので、コースをそれずにきちんと走れるかどうかは、プログラミングのセンスに関わってきます。
こういった経験が、講師として「お客様へ本当にわかりやすい説明」を行う上でいきているようです。
ETロボコン
質問者最後に、今後どのようなコースを提供していきたいか教えてください。
ディスカッション主体の、ファシリテーションをベースにしたコースを増やしていきたいと考えています。
私達が目指すのは、お客様の業務の改善や変革を手助けできる人材を育成することです。
『人材育成』を支援させていただくことで、お客様の会社(組織)を強くすることに貢献していければ、と考えています。